百年構想

CONCEPTION


100年後の未来を生きる子どもたちに多様な命輝く豊かな森を残すために

時ノ寿の森の活動は、一人の地道な活動からはじまりました。その後、仲間との協働、行政など公的機関からの支援を得て地域の社会的活動へと広がり、近年、より顕著になりつつある自然災害の大規模化などから多くの方々が環境問題をより身近な問題として捉えるようになった今こそ、私たちの活動は新たなスタートラインに立っているように感じます。
森林の再生は、森林や里山の人々だけで解決できることではなく、森林資源を都市に住む人たちが、いかに有効活用できるかにかかっています。プラットホームづくりや農泊推進、祭り体験などの活動は体験を通して森の気持ちよさや豊かさを実感していただく取り組みで、さらに森林資源の商品化を含む地方創生事業や全国の集いなどの普及啓発活動、森のようちえんなどの人材育成は、森林資源の活用が社会に溶け込んだ循環型社会を築くための社会整備の挑戦です。
これらの活動が相乗効果を発揮し、日本中の森が生き生きとした豊かな森へと再生されていくように時ノ寿の森クラブの活動がその手本になれるよう活動を続けていきます。豊かな森があってこそ、人間性豊かな子どもたちが育っていくのです。科学やIT、AIなどのテクノロジーがいかに進もうとも、私たち(生命)の生きる環境は「森」がつくってくれているのです。
 



かけがわ粟ヶ岳山麓農泊推進事業

国内屈指の茶生産地としても知られる、掛川市北東部に位置する「粟ヶ岳(あわがたけ)」。
その山麓地域において、里山の自然環境や人々の生活文化がいかに現代社会にとって大切であるかを国内外に発信し、茶畑の広がる美しい景観、そこに暮らす人々の叙情や文化が継承され、都市と里山が互いに支え合う新しい循環型社会を目指します。
▶︎詳しくはこちら ※「かけがわ粟ヶ岳山麓農泊推進事業(茶の里ヴィレッジ)」のサイトが開きます。


普及啓発シンポジウム開催実績

2008年『森づくり講演会』㈱毎日新聞社と共催

2012年『いのちを守る希望の森づくり国際シンポジウム』掛川市と共催

2014年『森づくりを未来につなげる全国サミット&シンポジウム in 掛川』掛川市と共催

2016年『都市と地方が支え合う社会をめざす講演会』主催

2019年『第23回森林と市民を結ぶ全国の集い2019 in 静岡・掛川』主催実行委員会事務局


倉真祭り体験

掛川市北部の中山間地域にある「倉真(くらみ)」。この地域では、毎年10月に五穀豊穣を祈る秋の祭典が開催され、地元住民による山車の引回しがおこなわれます。近年、一部の地区で過疎化が進み、地元住民による引き回しが難しくなってきたことから、地元住民と連携して、地域外の方に山車の引手に加わってもらう取り組みをはじめました。地元の人たちとの温かな触れあいもあり、都市住民からも人気の行事です。