資源循環

PROJECT

夢マップ・プロジェクト
誰もが気軽に森と出会えるプラットホームづくり

森の恵みや森林が持つ多面的機能を多くの人々に実感してもらうには、誰もが気軽に、いつでも森に出かけられる「人と森を結ぶプラットホーム」が必要です。森に行くことが日常のこととして位置付けられるように、森にアクセスしやすい環境を整備し、心身のリフレッシュや森から元気をもらえるような体験の機会を提供し、訪れた方々が深呼吸できる場になることをイメージしています。
夢マッププロジェクトは現在70%ほど実現しています。その時々で計画を変更し、よりよい場とは、を追求しながら、ゆっくりですが前に進んでいるところです。

 
山からまちへの木づかいプロジェクト

山からまちへ、「樹」から「木」へ生まれ変わる

山で伐採された木は原木市場で選別され、製材所で「樹」から「木」へと生まれ変わります。製材されたあと材としての品質を大きく左右する「乾燥」を経て、用途にあった木材としてまちへと運ばれていきます。一方、伐採されたあとは次世代のために植林がおこなわれます。適切に間伐をおこなうことで山の健康が保たれ、再び私たちの手元に木材が届くことになるわけです。一度人の手が入った山はこうして守られていきます。山とまちを結ぶ、こうした木づかいプロジェクトは、単に木を使うことだけでなく、豊かで美しい日本の国土を守ること、日本の未来をつくることにつながっているのです。
 


施工例 

時ノ寿の森の間伐材を一部に使用した建築のご紹介

森から豊かな音響空間をつくる

この空間専用に設計されたスピーカー等のPAシステムから発せられた音楽が空間内で1階、2階のどこからでも美しく響きわたり、プロフェッショナルな映像空間からクラブ空間まで再現します。

ドーム型の壁面から反射した音を床と天井の時ノ寿の檜が美しい響きを伝えます。

高台の修景を取り入れるため壁面のいらないRHS工法を採用。

敷地が高台にあるため開放的且つプライバシーは確保されています。

DJブースはコックピットのように趣味の機材やレコードが並びます。

音楽の生まれる家

ご家族ともにプロの音楽家で、1階にスタジオ、2階に歌のレッスンができる高天井のリビングを計画した、まさに音楽を生み出す一家の住宅です。1階、2階の床はもちろん、キッチンのカウンター材やスタジオの板材なども時ノ寿材を使用しています。

建物の夜景。上下で2世帯住まいで右側1階がスタジオ。

2階の高天空間を時ノ寿の檜がしっかりと支えます。

夜の関節光の演出が床の素材を引き立てます。

シンプルな空間構成こそ床の素材の良さが映えます。

森の資源をデザインする

1階が親世帯、2階が子世帯の2世帯住宅という条件から、1階は間取りや設えに伝統的な和様建築の技術を取り入れ、どこか懐かしさもありながら住みやすさとバリアフリーを意識し、2階では中断面の湾曲集成材により15mのスパンを自由な間取りで使える空間を実現しました。

滑らかなロフト空間を演出する屋根面。床は杉、天井は檜。

2階リビングのダイナミックな空間。湾曲材を除く90%以上の材料が時ノ寿材で施工されている。

柱、梁、床から障子の枠まで時ノ寿の森から生まれています。

外観は現代的でありながら、カラーチャートは掛川城をモデルにして地域との親和性を意識しています。